だから言ったじゃない
- 和兎院長
- 2020年2月3日
- 読了時間: 3分
えー またまた金曜の分を今書いている次第でございます
金曜サボりがち
がちってより今のところやってないですね
先週金曜の仕事後は特に何も予定無かったんですけど
私用があり翌日を休診にしていたので
なんと言いますか すっかり休み気分突入だったんでしょうね
言い訳をするのは見苦しいぞ
という事で
前々回の何となくの続きでも書こうかと
「保険診療」について
よく保険適用とか言いますが
基本的に保険が適用されるのは原因が明らかな「外傷」のみです
これは病院でも接骨院でも同じです
では「外傷」とは
外的要因で起こる組織損傷
簡単に言うと「ケガ」です
その中でも接骨院が扱えるのは
「骨折」「脱臼」「打撲」「捻挫」「挫傷」
以上5種です
その中でも「骨折・脱臼」に関しては応急処置のみ可能で
それ以外の場合は医師の同意が必要なんです
もちろん医師の同意があれば接骨院でリハビリも受けられます
しかし最近では骨折や脱臼をしても接骨院に行く人は殆どいないんじゃないですかね
当院も開業してから5年経ちますが骨折脱臼で来院されたのは合わせても数える程です
外傷で来院する方のほとんどが「打撲・捻挫・挫傷」ですね
交通事故外傷もありますが今回の話とは別とします
原因が明らかな外傷と前述しましたが
「日常生活でのケガ」これは健康保険
「仕事中のケガ」これは労働災害保険
私が今まで診た限り大体半々でしょうか
しかしここで問題があります
とにかく労災保険を使いたがらない人が多い!
これ大問題なんです
問診で
「それは労働災害ですね 会社には報告していますか」
と聞くと
「面倒なので健康保険でお願いします」
大体こうなります
これ 絶対にダメです!
労働災害を健康保険で診療した場合 保険法違反になります
どのような理由があっても当院では一切扱いません
「労働災害保険の使用はあなたの権利で負担金も無いですよ」
と説明をしても使いたがらない方が本当に多い
「労災を使わない場合は自費診療になりますがよろしいですか」
と施術前に最終確認をします
この風習は何なんですかね
あとよくあるパターンは
「保険使えますか」
という不躾な問い合わせ電話
「どのような症状ですか
ケガであれば適用されますが肩こりなどの慢性的な痛みは適用外です
ご自身で判断せずに一度ご来院ください」
と説明すると
「じゃあいいです」ガチャン
いやいや 失礼にも程があるだろと
ここで声を大にして言いたいのですが
保険で安く受けられるのが接骨院の良い所ではありません!
しっかりとした判断の上で然るべき施術を提供できるのが接骨院の良い所です!
何でも保険適用にするような接骨院には絶対に行かないでください
「患者様の味方」みたいな事を言うのですが絶対に違います
患者と保険者を騙して荒稼ぎしたいだけの違法な接骨院です
そんな所は知識も技術も判断能力も無く何も治せません
治さず通わせたいんですから
そんな接骨院に自分の大切な身体を任せられますか?
だからうちに来てとは言いません
良い接骨院は沢山あります
患者様側も見抜く力を身につけて欲しいという事です
悪質な接骨院が減ることで我々の柔道整復師という業を守る事にも繋がります
今後も「こんな接骨院はダメだ」を伝えていきますね
もし接骨院関係者が私のブログを読んで思い当たる節があれば
今すぐに考えを改めてください
同業者の相談も承りますよ
といった所で今回のお話はおしまい
長い話が続いているので次回は軽めの話にします
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